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 【浦幌】町が4月開園に向けて建設を進める町認定こども園の園舎(町東山町4番地2)が、26日に完成する。愛称は公募で決めた「ニコニコこども園」。浦幌幼稚園としらかば保育園を統合し、子育て支援センターを併設した総合的な子育て支援拠点とする。
【2021年02月10日付十勝毎日新聞に掲載】


【写真説明】4月に開園するこども園。愛称は「ニコニコこども園」に決まった

 園舎は木造平屋建て、建築面積2131平方メートル。定員144人。道産カラマツの集成材を多用した造りが特徴で、0~5歳児の保育室や遊戯室、廊下などの柱にじかに触れられるため、園児たちが木のぬくもりや優しさ、香りを体感できる。

 屋外にはグラウンド、菜園スペース、ブランコや滑り台などの遊具、砂場、泥場、緩やかな高低差のある大きな築山を造成した。

 建築主体は萩原・北原・宮本経常建設共同企業体で、昨年5月に着工。総工費は11億2887万円。

 愛称に決まったニコニコこども園は、2018年の「子どもの想い実現ワークショップ」で当時の浦幌中3年生7人が地域活性化案として提案したもの。応募総数28人(団体含む)45点の中から選考委員会が5点に絞り、その中でもとりわけ子どもたちの笑顔を思い浮かべられる明るい響きで、覚えやすく親しみやすいことを理由に選んだ。

 町役場で昨年12月23日に行われた授賞式では、同ワークショップの高室智全座長が水沢一広町長から記念品を受け取り、「将来、愛称を考えた生徒たちのお子さんが通園する時に『私たちが考えた名前だよ』と伝えてもらえたらうれしい」とコメントした。

 今後は、入園の申し込みのあった保護者対象の入園説明会を16、18の両日(各日とも午前と午後の2回)、園舎の内覧会を3月中旬に行う予定。水沢町長は「新たな園舎で園児たちが友達をいっぱいつくってもらえれば」と期待している。

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