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 日本小児科学会は22日までに、子どもの新型コロナウイルス感染に関する国内外の医学的情報をまとめ、ホームページ上で報告した。学校や保育施設の閉鎖は流行を阻止する効果が乏しい上に、教育や社会交流の場を奪い、子どもの心身を脅かしているとした。
【2020年05月23日付十勝毎日新聞に掲載】

 報告は、子どもは家族から感染することが多いと指摘。学校や保育施設で子どもが感染源となった集団感染は国内外ともにほぼ見られないとした。子どもの患者が大勢と接したにもかかわらず、ほとんど感染させなかった事例など、他人に感染させるリスクが高くない可能性を示す情報もあるとした。
 重症化リスクについては、成人に比べて症状が軽く死亡例もほとんどないと指摘。ただし3歳未満、特に乳児と、持病のある場合は比較的症状が重いとの分析があり、注意が必要だとした。
 全身の血管に炎症が起きる川崎病のような症状が欧米で見られているが、国内では現時点で報告がないとした。
 また、学校を閉鎖しても流行阻止の効果は乏しいとの研究を紹介。一方で子どもを抑うつ傾向に陥らせたり、家庭での虐待リスクを高めたりすると危惧されているとした。
 取りまとめに当たった森内浩幸・長崎大教授は「感染リスクがゼロだとは言えないが、学校などに行けない状態が続く不利益とのバランスを考えてほしい」と話した。

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