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 【音更】医療的ケアが必要な子どもを持つ母親らが集い、子育ての悩みや喜び、情報などを共有する「医ケアカフェ」が2019年4月20日、音更町内の地域サポートセンター「えがお」(新通11)で始まった。障害がある子どもを亡くした町内の母親2人がサポーターを務め、自身の経験をもとに参加者を支援する。関係者によると、医療的ケア児対象の常設相談窓口開設は管内初。
(池谷智仁)
【2019年4月21日付十勝毎日新聞に掲載】


【写真説明】子育て情報などを共有する「医ケアカフェ」の参加者

 社会福祉法人「地域で一緒に暮らそう会」(佐々木恵美子理事長)が開設した。医療的ケア児は、支援がなければ呼吸や食事が困難な障害がある子どもを指す。

 医療的ケア児だった子どもを亡くした音更小教諭の片桐絵美さん、音更町の主婦佐々木洋子さんが「ピアサポーター」を務め、参加者に寄り添い、心のゆとりを持てるよう支援する。同法人の大野晴美専務理事は、医療的ケア児の母親は看護などで家に閉じこもりがちになるとし、「気軽に集まってもらい、リフレッシュのため外出する機会になれば」と期待する。

 初回は、音更町の40代女性と、障害のある娘(6)が参加。女性は病院での理不尽な体験や小学校進学時の悩みなどを話し、ピアサポーターは共感を示しながら助言した。女性は「いろいろな情報を聞くことができた。心の中に秘めた思いを共感してもらえるのは心強い」と話した。

 片桐さんは「障害がある子どもが生まれると、言葉の通じない外国にぽつんといる感じで、どう助けを求めていいのかも分からない。話題を共有し、少しでも楽になってほしい」と呼び掛ける。

 佐々木さんは「寄り添いながら、私たちの経験を伝えていきたい。笑顔で帰ってもらい、次につながる場になれば」と語る。

 カフェは、毎月第3土曜の午前10時~同11時半に開催。参加無料。

 問い合わせは「えがお」(0155・67・0527)へ。

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