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10月30日は
私達が行っている放課後居場所広場みどりっこクラブの
ハロウィンパーティだった。
今回も100人以上の子ども達が参加してくれ、
大賑わいだった。

子ども達がはしゃぐと私の声がかき消されるので、
大事な話もまるで聞こえていない。
暗い魔女の部屋に行きお菓子をもらって来たり、
ジャンケン大会やくじ引きをするのにも、
説明を聞かずに行動しようとするので、
私は声を枯らしながら
大声で説明しなければならなかった。

「手に入れたおやつは、絶対に自分の手に持って移動しなさいね。持ち主がわからなくなったおやつは誰かに持って行かれても文句言えないからねー!」
そんな注意をしても
興奮している子ども達の声にかき消され、
誰も聞いてはいなかった。

すると案の定、
一年生の女の子が半べそかきながら
「あそこに置いておいたお菓子がなーい!」と。
まだ、飴玉一つしか食べていないおやつの袋が
袋ごと無くなったらしいのだ…

「誰か〜?◯◯ちゃんのおやつ知らな〜い?ここに置いてあったのに、無くなったんだとー?誰か見た人いないかなあ〜?」
みんな、首を横に振る。
「誰か知らないかなあー?」
それでもみんな全く知らない顔…
ある男子児童を除いては…

その子は私と目が合うと顔を赤らめ、目をそらす。
「あれっ?」と思い、
その子の方をチラチラ見ながら
「誰が持って行ったのかなあ〜?お菓子が一人で歩いて行っちゃったのかなあ〜?変だね〜?」
その子は益々顔を背け、
天井を見たり、床に視線を落としたり…f^_^;)

「うーん、きっとお菓子が一人で歩いて行ったんだね〜仕方ないね〜◯◯ちゃん、可哀想だけど、ちゃんとお菓子を手に持ってなかったから、自分の責任だよね。」
そういうと、
その子も半べそをかきながら
「うん…」と諦めた様子だった。
もちろん、
私の方では余りのおやつがあるから、
後からそれをあげるつもりだったが…

すると、隣にいたその子のお友達が、
自分のおやつ袋から
「これ、あげる!」
とおやつを取り出し分けてあげていた。
うん、えらい、えらい(^-^)
必ず、こういう優しい子がいるんだよね。
で、さっきの男の子を探すと…
見当たらない。
どこに行ったかな…?

しばらくすると、その男の子がやって来て、
その女の子にお菓子を差し出していた。
「あげる」と言ったのか、「返す」と言ったのか、
そんなことはどうでも良い。
私はただ、
その男の子が女の子にお菓子を差し出している様子を見ただけで十分だった。

正直者はだ〜れだ?
◯◯君、
君はちゃんと正直な心が勝ったんだね( ^ω^ )
えらい、えらい!
たぶん、君はもう二度とこんなことはしないよね?
だって、すごく恥ずかしかったんだもの。
女の子も泣いちゃってすごく嫌な気持ちになったんだもの…ねっ?

私は男の子の頭を撫でながら
「◯◯君、えらいね。」とだけ言った。
男の子はまた顔を赤らめたけど、
今度は私の顔を見て笑い返してくれた…

保前明美(ほうぜん・あけみ)
旭川出身。帯広市PTA連合会会長を2年、北海道PTA連合会副会長を1年務め、現在帯広市PTA連合会顧問。2016年度日本PTA全国協議会年次表彰個人の部で受賞。放課後居場所広場よんかけサポーターズクラブ代表兼コーディネーター、帯広第五中学校・緑丘小学校学校地域支援本部コーディネーターとして、学校と地域を結びつける役割をしている。社会人の長女を筆頭に1男2女の母。モットーは「和して同ぜず」。

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