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 医療法人社団・慶愛(帯広市)は、市内の産婦人科・慶愛病院南側に産後ケアセンター「クローバー」(市東3南9)を開設した。精神的に不安定になりやすい出産後の支援を充実させる狙いで、関係者によると、産後ケアに特化した施設は道東では初めて。
(安倍諒)
【2017年6月17日付十勝毎日新聞に掲載】
※文中の年齢や肩書き等は掲載当時のものです。



【写真説明】慶愛が運営する産後ケアセンター「クローバー」。写真左奥の建物は慶愛病院

 産後は体調の変化も大きく、「産後うつ」などにかかりやすい。深刻化すれば、育児放棄や虐待などにもつながる。核家族化で出産後に家族からの支援を受けにくく、孤立しやすい側面もあり、今年度から国と市が助成を始めたことに併せて、4月に開設した。

 6月からは、一部サービスで市の利用助成もスタートした。

 これまでも同院では、授乳相談の「おっぱい外来」や、骨盤ケアや離乳食などをテーマとした講座を行っていた。ただ、ニーズに対応しきれない面もあった。新設したセンターでは、助産師を常時2、3人ほど配置し、サービスごとにきめ細かな支援を提供できるようにした。

 センター開設に伴う新サービスも。「デイケア」では、産後4カ月までの乳児と母親が対象で、母子の健康チェックをはじめ、授乳指導、育児相談などが受けられるほか、入浴や昼寝もできる。母親がゆったり過ごすことができるのが最大の特徴で、看護部・おっぱい外来の平智恵子師長は「子どもを預けて30分でも体を休めたいといった声は多い」と話す。

 同院の真井康博院長は「他町村からの要望も強く、センターの開設を決めた。育児の悩みは小さいうちに芽を摘むことが大事で、まずは気軽に相談してほしい」と呼び掛けている。

/利用に市の助成/

 デイケアは、火・木曜の午前9時~午後4時。保育所の一時保育を利用できない生後57日未満の乳児と母親は、6月から帯広市の助成対象となっている。対象となる市民の場合、料金は、市民税課税世帯で1割負担の1500円、非課税、生活保護世帯は750円。助成回数は原則4回まで。

 サービス全般に関する問い合わせは同センター(0155・22・4188)、助成申請は、市子育て支援課(0155・25・9722)へ。

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